犬猫系彼氏との付き合い方«番外編»【完(仮)】
いつからなんて聞かれると答えられないけど、今抱いているこの気持ちは、確かにきっと、恋だ。
「それに、音羽繋がりで里田さんも俺に懐いてくれそうだし」
「サイテー」
冗談めかしてそう言うと、音羽は笑ってそう言った。
「はぁぁぁもう、一瞬でもときめいてしまった自分がやだ」
溜息をつきながら一度目前にあったジョッキを煽ると、
「でも、悪くないかも」
なにか吹っ切れた笑顔でそう言った。