犬猫系彼氏との付き合い方«番外編»【完(仮)】
それでも俺は君が好き«おまけ»-side慶太
社会人歴約二年と、だいぶ社会にも慣れてきた今日この頃。
「慶太、ほら早く入るよ?」
俺の心臓はこれまでの人生で一番うるさいくらいに鳴っている。
「ちょ、音羽タイム、むりむり俺死んじゃう」
「は?何言ってんの、別に初対面じゃないんだから…」
いやいや、初対面だから、主に御兄様方が。
「ただいまー」
音羽の声と共に奥から聞こえてくるドタドタという足音。
あぁ、俺、死ぬな。