犬猫系彼氏との付き合い方«番外編»【完(仮)】
「……音羽」
「……はぁ
あの〜……」
爽香にも言われ、彼女達に話しかける。
「……はい?」
「今の話って、優菜の事ですか?」
「だったらなに?あんた誰だよ」
「……おかしいですねぇ
優菜と先輩が付き合うかどうかなんて先輩が決めることですよ?
なんで優菜が責められてるんですか?」
「は、はぁ?あんた何様なの」
急に顔色を変えてそういう彼女。
「私?私は優菜の友達だけど?
先輩はいい判断をしたと思うよ。
少なくとも優菜はそんな性格ブスじゃないからね」
「っ!?あんたねぇ!」
振り上げられた腕を避け彼女の背後に周り首に腕を回す。
「私のこと、甘く見ないでくれる?
あの子になにかしたら……殺しちゃうかもしれないから
気おつけてね?」