夢中にさせてあげるから《短編》番外編追加
やっぱイケメンは得だなあ。
「ふーん」
私は、愛児の精悍な顔立ちを残念そうに眺めた。
それが不思議だったのか彼は、
「なんだよ」
「……別に」
……性格が悪くて残念ですねとは、まさか言えない。
言えば高級なワインもイベリコ豚の生ハムも『ファラオ』も、全てが消えてしまう。
「……じゃ、後でね」
私は無表情で呟くように言った。
★★
部屋に入ってシャワーを浴びると、私はお気に入りの部屋着に着替えた。
……なにか持っていった方がいいかなあ。
……でも時間が時間だけに、何を持っていけばイイか分からない。
うーん。
「ふーん」
私は、愛児の精悍な顔立ちを残念そうに眺めた。
それが不思議だったのか彼は、
「なんだよ」
「……別に」
……性格が悪くて残念ですねとは、まさか言えない。
言えば高級なワインもイベリコ豚の生ハムも『ファラオ』も、全てが消えてしまう。
「……じゃ、後でね」
私は無表情で呟くように言った。
★★
部屋に入ってシャワーを浴びると、私はお気に入りの部屋着に着替えた。
……なにか持っていった方がいいかなあ。
……でも時間が時間だけに、何を持っていけばイイか分からない。
うーん。