夢中にさせてあげるから《短編》番外編追加
噛みつくように唇を寄せてキスをしてきたから、私はポカポカと愛児の固い腕を殴った。
少しだけ唇を離すと、愛児は殆んど息だけの声で囁いた。
「暴れんな」
「……っ!」
愛児は、私の二の腕を片腕で封じた。
彼はキスを止めない。
噛みつくようなキスは甘いキスに変わった。
やがて誘うような舌の動きに、私は眼を閉じた。
だって、もう、何も考えられなくなってしまったから。
まるで意味が分からない。
隣のイケメンに、こんな風にキスをされるわけも。
全身が熱いわけも、痺れるわけも。
少しだけ唇を離すと、愛児は殆んど息だけの声で囁いた。
「暴れんな」
「……っ!」
愛児は、私の二の腕を片腕で封じた。
彼はキスを止めない。
噛みつくようなキスは甘いキスに変わった。
やがて誘うような舌の動きに、私は眼を閉じた。
だって、もう、何も考えられなくなってしまったから。
まるで意味が分からない。
隣のイケメンに、こんな風にキスをされるわけも。
全身が熱いわけも、痺れるわけも。