夢中にさせてあげるから《短編》番外編追加
とか、言われたりして!
うはーっ、嬉しいかも、嬉しいかもっ!
「なにニヤニヤしてんだよ」
「うわあっ!」
しまった、自分の世界に入りすぎて隣の気配を窺うのをすっかり忘れてたじゃん!
もおーっ、なんなのよ全くっ!
私は眉を寄せた。
「こんないい男と鉢合わせして、舌打ちすんじゃねーよ、失礼な女だな」
私は愛児を一瞬だけ見ると、無言で踵を返しその場を離れた。
「おい、無視かよ」
そう、無視。
エレベーターのドアの前で愛児が私に追い付いた。
うはーっ、嬉しいかも、嬉しいかもっ!
「なにニヤニヤしてんだよ」
「うわあっ!」
しまった、自分の世界に入りすぎて隣の気配を窺うのをすっかり忘れてたじゃん!
もおーっ、なんなのよ全くっ!
私は眉を寄せた。
「こんないい男と鉢合わせして、舌打ちすんじゃねーよ、失礼な女だな」
私は愛児を一瞬だけ見ると、無言で踵を返しその場を離れた。
「おい、無視かよ」
そう、無視。
エレベーターのドアの前で愛児が私に追い付いた。