夢中にさせてあげるから《短編》番外編追加
「……っ!」

愛児がギュッと眼を閉じて、小さく拳を握った。

んっ!?なに、今のガッツポーズは。

私が眉を寄せて見ていたら、ギクリとしたように愛児が口を開いた。

「大きな意味はないぞ!『何かにつけて女に断られない記録』を更新した喜びを表したまでだ」

「はー?何でもいーわ」

「ほら、行くぞ乃愛」

「年下のクセに」

「ばーか!俺は先生だぞ」

「…………」

★★★★★★★★

愛児が言う通りの食材を選び、私達はマンションに着いた。
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