夢中にさせてあげるから《短編》番外編追加
私は緊張しながら電話に出た。

『乃愛』

『ん?』

『好きだよ』

『ん』

『お前は?』

愛児は、低くて落ち着いた、私の好きな声で笑った。

『狂いそうでつい。ごめんな』

『明日帰るから、部屋に行ってもいい?』

『ああ。いいよ』

★★★★★★★★

翌日の夜、私は出張から帰った。

「はい!これ!お土産!」

私はニコニコして愛児に出張のお土産を手渡した。
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