夢中にさせてあげるから《短編》番外編追加
拗ねた愛児の声。
「焼きもち焼いてるの?愛児。私が愛児以外の男の人と仲良くなるとか思ってるの?」
「はあ?!アホか」
……なんだ、違うのか。
「じゃあ、別に怒んなくてもいーじゃん」
愛児は、落ち着きなく口元に手をあてがっていたが、やがて溜め息をついた。
「まあ、俺ほど耐えられる奴はいないだろーしな、お前の重みに」
……は?
お前の重み?
私は凍りついた。
来年30歳。
彼氏が年下だし、結婚にガツガツしたところを見せたくなくて、ひたすら願望を押し殺してきたというのに。
「……重い女だと思ってたの?」
「焼きもち焼いてるの?愛児。私が愛児以外の男の人と仲良くなるとか思ってるの?」
「はあ?!アホか」
……なんだ、違うのか。
「じゃあ、別に怒んなくてもいーじゃん」
愛児は、落ち着きなく口元に手をあてがっていたが、やがて溜め息をついた。
「まあ、俺ほど耐えられる奴はいないだろーしな、お前の重みに」
……は?
お前の重み?
私は凍りついた。
来年30歳。
彼氏が年下だし、結婚にガツガツしたところを見せたくなくて、ひたすら願望を押し殺してきたというのに。
「……重い女だと思ってたの?」