居場所を下さい〜声にならないSOS〜




先生は、どんなに忙しくても毎日必ず私の1日のうちにあったことを聞いてくれた。


愚痴も、楽しかったこともなんでも話した。


ふと淋しくなったり、リストカットをしそうになった話も。


そういう時、先生はとっても悲しそうな顔をしてた。

でも、私をなでてくれる優しい手は安心をくれたね。


「先生がなでてくれるから安心できる。だから思いとどまれたんだよ」


私がそういうと、先生は照れながら笑ってた。







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