会社妻でもいいから・・・
そう。
貞淑な奥様に。
それこそが彼女たちに課せられた真の使命だ。
会社を背負って行くエリートたちのお嫁さん候補として、存在しているのだ。
そんな前近代的な考えが残っているのは信じられないかも知れないが、そのシステムに何の疑問も抱かなかった人たちが出世をして会社の中枢を占めているわけだから、そのシステムを変えようという動きがないまま現在に至ってしまっているわけである。
というのは入って2年目の私の見解ではなく、3課のお局さまの受け売りだ。
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