<BL> お前は俺のものだ。
家に京介さんが来た。
凛兄に頼まれたらしい。
けど、今、京介さんに会えば、
体調が悪いことがバレてしまう。
だから、僕は、部屋に鍵を閉めて引きこもった。
もう、誰とも関わりたくない。
こんなに傷つくくらいなら、もう……。
航大に会えないなら……。
トントン
「悠真、俺帰るから、何かあったら必ず言えよ、じゃあな」
そう言って、足音は遠のいていった。
やっと、帰った。
その時
「悠真様、お食事此処に置いておきますね」
使用人がそう言って去っていった。
そっと、ドアを開けると
ドアに手がかかった。
「やっと、ドア、開いたな」
そこに、京介さんがいた。
そして、中に入ってきた。
「お前、寝てないのか、隈が出来てる。
どうした、悠真」
俺は、顔をそむけた。
「悠真、どうした」
不眠症みたいになってるとこはバレても
いいけど、一番バレたくないことがある。
「一先ず、座れ」
大人しく、座った。
「聴診するから、服捲れ」
指示にしたがった。
その後、色々見てくれた。
「喘鳴きこえるし、寝不足。
飯は食ってるて聞いた。
あとは、痛い所あるか」
顔を背けた。
「部屋に乗り込んだこと怒ってんのか。
航大君に会いたければ、電話でもすればいいんじゃないか」
携帯のある方に視線を向けた。
「えっ、何これ、今時、ガラケー」
おい、そこじゃないだろ。
「真二つ、使いもんにならねぇじゃん」
父上に連絡が出来ないように、折った。
「右京(ウキョウ)さんも頑固者だからな」
右京 と言うのは、父上の名前。
「なぁ、悠真、航大の事、どれくらい好きだ」
いきなりどうして……、でも……
「悠真、こっちを見ろ」
顔を京介さんの方に向かされた。
「悠真、いつから、声が出なくなった」
一番バレたくない事がバレてしまった。
「その驚き様は、やっぱりそうか」
実は、声が出なくなってしまった。
風邪ではない。
突然、声が出なくなった。
「悠真、ちゃんと見てもらった方が良い。
そこら辺は俺の専門外だから、なっ、悠真、病院行こう」
僕は頷いた。
凛兄に頼まれたらしい。
けど、今、京介さんに会えば、
体調が悪いことがバレてしまう。
だから、僕は、部屋に鍵を閉めて引きこもった。
もう、誰とも関わりたくない。
こんなに傷つくくらいなら、もう……。
航大に会えないなら……。
トントン
「悠真、俺帰るから、何かあったら必ず言えよ、じゃあな」
そう言って、足音は遠のいていった。
やっと、帰った。
その時
「悠真様、お食事此処に置いておきますね」
使用人がそう言って去っていった。
そっと、ドアを開けると
ドアに手がかかった。
「やっと、ドア、開いたな」
そこに、京介さんがいた。
そして、中に入ってきた。
「お前、寝てないのか、隈が出来てる。
どうした、悠真」
俺は、顔をそむけた。
「悠真、どうした」
不眠症みたいになってるとこはバレても
いいけど、一番バレたくないことがある。
「一先ず、座れ」
大人しく、座った。
「聴診するから、服捲れ」
指示にしたがった。
その後、色々見てくれた。
「喘鳴きこえるし、寝不足。
飯は食ってるて聞いた。
あとは、痛い所あるか」
顔を背けた。
「部屋に乗り込んだこと怒ってんのか。
航大君に会いたければ、電話でもすればいいんじゃないか」
携帯のある方に視線を向けた。
「えっ、何これ、今時、ガラケー」
おい、そこじゃないだろ。
「真二つ、使いもんにならねぇじゃん」
父上に連絡が出来ないように、折った。
「右京(ウキョウ)さんも頑固者だからな」
右京 と言うのは、父上の名前。
「なぁ、悠真、航大の事、どれくらい好きだ」
いきなりどうして……、でも……
「悠真、こっちを見ろ」
顔を京介さんの方に向かされた。
「悠真、いつから、声が出なくなった」
一番バレたくない事がバレてしまった。
「その驚き様は、やっぱりそうか」
実は、声が出なくなってしまった。
風邪ではない。
突然、声が出なくなった。
「悠真、ちゃんと見てもらった方が良い。
そこら辺は俺の専門外だから、なっ、悠真、病院行こう」
僕は頷いた。