不思議なこの世界(仮)
「貴様らが姫様をそそのかしたのか!!!!」
「そそのかした!??」
「姫様が城から出るようにそそのかしたのだろ!!!!」
「ま、待って!!私たちは、さっき初めてそこで会って……」
私たちは変な疑いをかけられていた。弁解を測るけど、疑いが消えることはなかった。怪しい格好っていっても制服姿なだけだけど、それもまた疑いをかけられている原因だった。
「ガイヤ!この者たちは関係ないわ!お城に戻ります」
「はっ!!承知いたしました、アリア様」
女の子は後ろを向いてとっととどこかに歩いて行った。ガイヤという男はまた別の男に指示をして、女の子の後を追った。
私たちは解放されたようだった。
「い、いちご〜〜怖かったよ」
「さえちゃん、私も〜〜」
私たちは、緊張が解けその場にしゃがんだ。本当に殺されるかと思った。しかし、安心するのもつかの間だった。
「……で、なんでまた囲まれてるの〜〜!!」
「怪しい身なりをした奴、一緒に来てもらう」
私たちは抵抗するも、腕を拘束され、どこかへと連れて行かれた。
これからどうなっちゃうの……