溺れるほどの愛を君に
『き、さらぎ、さ・・・ん!』


名前を呼んだ時にはもう、遅くてセダンの中にほうり込まれた。

あつかいが雑すぎる。


「ごめんね。手荒なまねしちゃって。」



「誠!来るぞ」


くる?え?何が?


「ちょっととばすから樹に捕まってて。」


え?だれ?樹?


頭の中がさっぱりなんだけど
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