溺れるほどの愛を君に
『ママ!行ってくるね。』


「行ってらっしゃい!寄り道しちゃ行けないよ?」


ママは可愛らしい笑顔を浮かべる。


『うん。行ってきます。』



あやは外に出て誠が、待っているバイクへと向かう。


『誠!おはよー!今日は車じゃないんだね。』


「おはよう。今日はバイクにしたんだ。」


『ねぇ・・・抱っこ。』


「え?」


誠は目を見開いている。


『バイク乗れないからあや。』


「あ、うん。両手バンザイして?」


バンザイをして軽々とバイクに乗った。
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