湖都子のポエム3

空っぽだった心が動き出す


毎日毎日憂鬱

ずっといい加減な恋ばかりしてきた

誰もオレ自身を見ていない
だから女に何も求めない
もうめんどくさい
全てがどうでもよかった

彼女の涙を見た瞬間
空っぽだったオレの心が動き出す
なぜだろう?
ドクンドクンと心臓の音がうるさかった

出逢ったばかりなのに
こんな気持ちになるなんて
オレどうかしてる

なんでだろう?
彼女のことが気になって
気になって仕方ない
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女の子と一色にいても、退屈だった。ただの遊び相手、名前すら覚えてない…

いい加減な恋ばかりしてきた。誰でもよかった

「俺のどこが好きなの?」
「頭がよくて、イケメンで、家はお金持ちだし…」
俺の表面しか見てない。本当の俺なんて見てないんだ。毎回聞いて、こいつも…かって思う

そんな時、聞こえたのはの泣き声。イラッとした。泣いてるだけ…か。地味な眼鏡の女。女の涙なんてなんとも思わなかったのに、釘付けになった。今まで遊んだ女がかすんで見えた。

なんでだろ?なんかいつもと違う。あの子の涙を見たとたん、胸がドキドキしはじめた。

あの子が立ち去った後、レストランの割引券が落ちていた。


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