黒猫の気ままに
白猫
どんなに考えても、考えても答えが見つからないとき、どうすればいい?
もしそこに答えがないのなら、僕はずっと考え続ければいいの…?
何日も歩いていた。
薄暗い森は一行に晴れず、ずっと太陽はやってきてくれない。
"お腹すいた…"
何日間の断食。
食べたくてもこんなところに自分が食べられるものなんかない事くらい分かってる。
ここを早く抜けたい。
道が早く拓ける事を願って、黒は気持ち足を早めに進めていった。
だけど足なんかとっくのとうに限界で、動かしているのも限界だった。
しばらく歩いて遠くに、少しの光が見えた気がした。