黒猫の気ままに


本当の目的は。


本当の目的はあるのだろうか。




よく考えてみれば、お母さんの元へ帰れるとして、家に入れてもらえるだろうか。


もしかしたら、悲しいことにお母さんは僕のことを思い出してくれないんじゃないだろうか。




"帰るべき場所"は、


実はそうではないのかもしれない。




僕はどうすればいい?


どうすればいいの…?




もしかしたらこの選択は間違いだったのかもしれない。


白猫になった事、後悔しても無駄だけど、これが必然とゆうものだろうか。




今気付いたんだ。


今ある幸せは、本物でないこと。


本当の僕はここにいない。





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