黒猫の気ままに


「うん!もちろん!」


にこっと笑った女の子に、男の子は釣られて微笑んだ。




「じゃーねー。」


「ばいばーい。」




手を振りながらみんなはそれぞれ十字路に消えた。


女の子と白は真っ直ぐ家へと向かう。




路地を曲がるみんなを見送る空には、白と同じように行方も知らない雲が流れていた。




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