シ・ン・デ 〜身代わり〜
一日目の黒い手紙
『やっ、やめてぇ!』
また始まった。鈴へのいじめ。
可哀想だけど見ているしか無かった。
夏希達にはむかえば次は私達がいられる。
夏希達は鈴の髪の毛を掴んで机に押し付けた。
鈴は泣きながら『やめて』と言い続けている。
にも、関わらず、夏希達は笑っている。
『キャハハ!今日はこの辺で終わっといてあげるわよ。』
酷いけど、見て見ぬふりをする私達も夏希達と同じなんだ。