シ・ン・デ 〜身代わり〜
誰かの視線を感じる……?
『貴方が探してる物。何?』
振り返ると死んだはずの女の子がいた。
『うふふふふ』
女の子はスッと消えた。
臆病な優子は気を失っていた。
『ジッジジッ……ジジッ……』
皆はテレビに目を向ける。
テレビにはCが映る。ニヤリと私達を見て……
『オハヨウゴザイマス。今日モ元気ニ死人ゲームヲ楽シミマショウ。』
人が死ぬ事ってたのしいの?
何なのコイツ……ヘラヘラとして。
『もう嫌!何でこんな事しなきゃいけないのよ!』
そう言ったのは美紀だった。その時にはもうパニック状態になって暴れている。
皆は止めようとした。しかし
ゴンっ!
美紀は急に静かになった。
『美紀……?ねぇ、起き……きゃぁぁ!』
美紀の頭から血が流ていた。