シ・ン・デ 〜身代わり〜


いつの間にか私は屋上にいてた。



『……ぼっちっち……』




ん……?耳をすませると微かに聞こえる歌。


それも聞いたことがあるような……


『うふふふふ。貴方が欲しいもの。何?』


え……!今朝の女の子?


欲しいものって……?なんの事?


女の子は不気味に笑う。


『私、幸子。さっちゃんッて呼んで。欲しいもの。何?貴方の望み。叶えてあげる』




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