鬼社長のお気に入り!?
八神さんとキスした――。
自分のデスクの上を片付け、いまだに唇に触れた熱が残っているような気がしてならなかった。ドキドキする胸を抑えつつ、事務所のエントランスを出た。
うわ、雨降ってきた。
エントランスを出たと同時に狙ったかのように雨がぽつぽつと降り出してきた。今朝の天気予報で夜は雨と聞いていたから一応持ってきた傘が役に立ちそうだ。
傘を開いて帰ろうと一歩踏み出した時、八神さんの自宅玄関前で髪の長い綺麗な女の人が立っているのが見えた。
「あの、八神になにかご用でしょうか?」
「あ、いえ、先程から電話をかけても出ないもので……直接来てしまったんですけど、まだお仕事中なのかしら?」
「はい、けどすぐに終わると思いますけど……」
「そうでしたか、それではまた改めます。失礼します」
自分のデスクの上を片付け、いまだに唇に触れた熱が残っているような気がしてならなかった。ドキドキする胸を抑えつつ、事務所のエントランスを出た。
うわ、雨降ってきた。
エントランスを出たと同時に狙ったかのように雨がぽつぽつと降り出してきた。今朝の天気予報で夜は雨と聞いていたから一応持ってきた傘が役に立ちそうだ。
傘を開いて帰ろうと一歩踏み出した時、八神さんの自宅玄関前で髪の長い綺麗な女の人が立っているのが見えた。
「あの、八神になにかご用でしょうか?」
「あ、いえ、先程から電話をかけても出ないもので……直接来てしまったんですけど、まだお仕事中なのかしら?」
「はい、けどすぐに終わると思いますけど……」
「そうでしたか、それではまた改めます。失礼します」