鬼社長のお気に入り!?
 セレモニーの終盤では、軽食をつまみながら歓談の時間が設けられていた。


 私は改めて「おめでとうございます」とお祝いの言葉だけでもかけに行こうとしたが、八神さんはたくさんの人に囲まれていて、お祝いなんて言える雰囲気ではなかった。


 大変そうなのに私が今行くのは迷惑だよね……トイレ行こっと。


 そう思って私はひとまずホールを出て化粧室へ向かった。
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