鬼社長のお気に入り!?
第三章 仮面の裏側
「……ん」
朝か、と思いながらスマホのデジタル時計を見るとすでに昼を回っていた。
仕事を辞めてから早起きをしなくなったせいか、ズボラな生活が続いている。こんなことではだめだと思いつつ部屋に散らばった求人情報誌に目をやる。
選り好みしてる場合じゃないよね――。
今まで大手企業のデザイナーとして仕事をしてきたプライドが、どうも就職活動の邪魔をしているような気がする。今の自分には仕事を選んでいる暇はないのはわかっているが、どうしても中小となると魅力を感じない。しかし、先日エクラルで出会ったジャントルマンさんの勧めてくれた会社だけは心の中にずっと残っていた。
するとその時、私のスマホが鳴り、画面に映し出された名前を見てぎょっとなった。
朝か、と思いながらスマホのデジタル時計を見るとすでに昼を回っていた。
仕事を辞めてから早起きをしなくなったせいか、ズボラな生活が続いている。こんなことではだめだと思いつつ部屋に散らばった求人情報誌に目をやる。
選り好みしてる場合じゃないよね――。
今まで大手企業のデザイナーとして仕事をしてきたプライドが、どうも就職活動の邪魔をしているような気がする。今の自分には仕事を選んでいる暇はないのはわかっているが、どうしても中小となると魅力を感じない。しかし、先日エクラルで出会ったジャントルマンさんの勧めてくれた会社だけは心の中にずっと残っていた。
するとその時、私のスマホが鳴り、画面に映し出された名前を見てぎょっとなった。