TOPsecret─地味子と王子の裏の顔─
『...ねぇもう橘くん行こ!もう絶対時間やばいよ、遅刻しちゃうっ』
強引に橘くんの手を掴んで引っ張っていく
女子達。
『あ、やべっ急がないと』
そう言いながら笑顔を振りまく橘くん。
恐怖しか感じないんだけど……
どういうこと!?
『なんであんたみたいな地味子が
橘くんといるの?あんたに橘くんは似合わないからね!』
一人の女子が小声で囁くと、他の女子たちも私を睨む。
そしてすぐに橘くんを連れて
学校の方へと行ってしまった。
橘くんのせいで、私嫌われたよね!?
ありえない、
私の楽しいスクールライフ
終わった……