中村くんプロデュース大作戦!!



「あれ、先生いないね」


時雨くんは中に入ると私を椅子に座らせた


「もう恥ずかしすぎて教室戻れない‥‥」


「大丈夫大丈夫」


なんでそんなにへらへら笑えるのか謎なんだけど



「琴美はさ、それでいいの?」


時雨くんはいきなり突拍子もないことを言ってきた


「えっ?なんのこと?」


「中村の事だよ」


さっきまでへらへらと笑っていた顔が急に真面目な顔になった



「そのまま、中村と水瀬が付き合っていいのかって聞いてんの」


「いいもなにも、お似合いじゃん!それに、中村くんは香織ちゃんのことが好きなんだし、もう私は諦めたんだから」


そう、私は何1つ間違ったことなんて言ってない





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