中村くんプロデュース大作戦!!



「そっちの子は?」


「あっ、琴美さんと同じクラスの中村涼介です。」


「君が‥‥‥‥私は一琴美の父の一浩介だ。


よろしく」


なんとなく、親子なんだなって思った。


優しそうなたれ目が似ている。



「おばさんは?」


「中にいるよ。

中村くんも顔を合わせてやってくれ」


目尻が下がり、少し寂しそうに言った。



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