中村くんプロデュース大作戦!!


「とりあえず、ベッドに戻りましょう。」


こんな時でも、お母さんは冷静だった。


「中村くん?」


中村くんは未だに固まっている。


「中村くん!」


「えっ!?


あっ、はい!」


お母さんに名前を呼ばれると正気に戻った。


「琴美をベッドに運んでくれる?」


「え‥‥あ‥‥はい」


中村くんは恐る恐る私をお姫様だっこして、ベッドに戻した。




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