中村くんプロデュース大作戦!!
「一さん、僕のこと明らかに避けてるから、何かしたのかと‥‥でも何をしたのかわからなくて‥‥」
「いや‥‥怒っているわけではないから‥‥」
「じゃあなんで‥‥」
「それは‥‥」
絶対言えない‥‥
「やっぱり僕のこと怒ってるんじゃ‥‥」
「だから違うって‥‥!
私が中村くんを避けてたのは‥‥恥ずかしかったから‥‥!」
結局私は言ってしまった
もう無理‥‥明日から学校行けない‥‥
「えっ‥‥?」
「中村くんの前であんなに泣いて、そのあと中村くんのお母さんにも見られちゃったし‥‥
恥ずかしくて顔が見れなかったの‥‥ それに、中村くんもその後ずっと黙ってたから‥‥」
どんどん声が小さくなっていって最後の方は聞こえなかっと思う
私は恥ずかしさで赤くなった顔を隠そうと俯いた
「僕のせいですよね‥‥すいません。
僕もなんか、緊張しちゃって‥‥」
それって、中村くんも同じことを思ってたってこと?
「ふふっ」
「なっなんで笑うんですか!」
「だって、なんか嬉しくて」
安心したのと嬉しさと後もう一つの感情が私の中を渦巻いた