中村くんプロデュース大作戦!!
久しぶりに一人で帰る気がする
学校から家までは結構な距離があり、一人だとなんだか寂しい
私は石ころを蹴飛ばしながら前へ進んでいく
すると後ろから誰かの足音が聞こえてきた
だれ‥‥?
その足音は速度を増していき、どんどんこちらへ近づいてくる
私もいつの間にか早歩きになっていた
それでもその足音はすぐ後ろに迫っていた
トントン
「きゃぁぁぁ!」
誰かが私の肩をいきなり叩いてきた
「一さん!!僕です!」
えっ‥‥?
私は振り返りその人物をよく見てみると、私の肩を叩いてきたのは中村くんだった