中村くんプロデュース大作戦!!



久しぶりに一人で帰る気がする


学校から家までは結構な距離があり、一人だとなんだか寂しい


私は石ころを蹴飛ばしながら前へ進んでいく


すると後ろから誰かの足音が聞こえてきた


だれ‥‥?


その足音は速度を増していき、どんどんこちらへ近づいてくる


私もいつの間にか早歩きになっていた


それでもその足音はすぐ後ろに迫っていた


トントン


「きゃぁぁぁ!」


誰かが私の肩をいきなり叩いてきた


「一さん!!僕です!」


えっ‥‥?


私は振り返りその人物をよく見てみると、私の肩を叩いてきたのは中村くんだった




< 98 / 177 >

この作品をシェア

pagetop