flower*season
「昼は凜も親も含めて、一緒に食べような。」
「うん、それじゃあ競技もうそろそろだからいくね。」
手を振りながら、自分の応援席に戻る。
二人三脚に出るメンバーがそれぞれ準備をしていた。
未海は私を見ると、大きく手を振った。
「そろそろ準備しよう。」
私達は入場する門のもとまで一緒に向かう。
前の競技があっている途中だった。
やっぱり体育祭は三年生を筆頭に盛り上がっている。
応援席も選手も一体になっている感じ。
私達も来年いまの先輩たちみたいに盛り上がるんだろうな……。
ぼーっと見ていたら、隣から肩を小さくたたかれる。