♡゚・*:.。 Aqua Rose Princess 。.:*・゚♡


「ごめん、ごめんっ」


そう言いながらも、彼女の笑いは止まらない。


「はぁぁ‥‥。」


「ふふふ‥‥っあ、そうだ。こんな話じゃなくて!もっと違う話があって声をかけたの」


「え‥‥?違う話、ですか?」


急に笑いが止まりましたね。


そんなに大事な話なのでしょうか。


「ねぇ、あなたはセレーナ・ヴィオラ・ラシェルアよね?」


「え?そうですけど‥‥。
私、フルネーム名乗りましたか?」


「名乗ってなかった、かな?
セレーナ、ヴィオラって前世の名前でしょ?」


‥‥っえ、前世?


「何、それ‥‥。」


「え?だってセレーナ、隠れ魔導師でしょ」


ちょっと待って。


どうしてラスティカが、私が隠れ魔導師だって知っているの?

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