♡゚・*:.。 Aqua Rose Princess 。.:*・゚♡


‥‥っ今の、何?


「思い出してくださいましたか?ヴィオラ様、私はあなたをずっと探しておりました」


「ラス、ティカ‥‥?」


「あら、ごめんなさい。前世を思い出せたかしら?」


「あ、‥‥はい」


少しだけ、なのだけど。


思い出せたような気がする。


私の前世がメリアルーゼル王国の王女??


どうして‥‥。


「詳しい話はまた今度ね?取り敢えず、これから仲良くして」


ぱちりとウインクをして微笑んでいる。


「はい、よろしくお願いします」


今まであまり人と関わらないようにしてきたけれど。


もう、気にせずに居てもいいのかもしれない。


だって、あの日から何年も経っている。


だから、もう平気です、よね?


私はもう、お姫様じゃない。


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