♡゚・*:.。 Aqua Rose Princess 。.:*・゚♡
「そうみたいですね」
私は曖昧な笑みを浮かべてみせた。
まだ、よく分からない。
「で、ラスティカはヴィオラ王女付きの侍女エルザ」
「えぇ、そうよ」
‥‥この人は、何が言いたいの?
「僕はヴィオラ王女付きの護衛、シュカ・ブラウン・セイレーンだよ。
まぁ、別の言い方をするとしたら‥‥____」
「ヴィオラ王女のコイビト、でしょ?」
アズリの言葉に重ねていったのは、ラスティカだった。
「コイ、ビト‥‥?」
「うん。身分差はあったんだけどね。いつも、バレないようにこっそり会ってた。
まぁ、最終的にはバレて、ヴィオラ王女はシュカとひきはなされたんだけどね。
そして、シュカではない男と婚約させられてしまった」
「‥‥え?」