♡゚・*:.。 Aqua Rose Princess 。.:*・゚♡
「‥‥‥‥え?」
私が魔術科に‥‥?
「それ、いいね。セレーナの演奏聞けなくなるのは残念だけど」
いや、今からコース変更は出来ないはずでしょう。
「あの、私は‥‥」
「音楽科よりも楽しい事があると思う。だから、ね?是非きてよ」
「‥‥私に魔法は使えません」
首を横に振った。
「じゃあ、初歩的な事から少しずつ勉強していけばいいんじゃないかな?」
‥‥いや、勉強はしなくてもいいです。
私、誰よりも魔法には長けている自信あるので。
「‥‥そう言えば、何の属性持ってるの?」
「因みに、私は風よ」
ラスティカが笑みを浮かべてみせた。
属性、ね‥‥。
火、水、緑、風、雷、土‥‥など、魔導師にはそれぞれ個々の属性の魔法がある。
私の属性は‥‥‥‥不明。