♡゚・*:.。 Aqua Rose Princess 。.:*・゚♡
「ふーん。緑、か‥‥。主に治癒魔法に長けている属性、ね」
アズリはふむふむと考え込むように頷く。
緑の魔法は治癒魔法だけではない。
植物なら何でも扱える。
そして、その力を借りることができる。
「そう、みたいです」
‥‥これを言ってしまったからには、違う魔法を外で使うことはできない。
「‥‥僕は水。自慢じゃないけど、この大学の水属性の中では一番強いと思うよ。
だから、魔法コースじゃなくて剣術コースにいるし」
‥‥あ、そう言えば。
アズリは魔法コースから追い出され(先生よりも出来てしまうので教えることがなさすぎ)て、剣術に移されたと有名である。
だから、すごい人なのでしょうけど。
「アズリ先輩、剣術コースでもかなり有名ですよね??」
ラスティカがキラキラと目を輝かせた。
「うーん、まぁね」
彼は曖昧な笑みを浮かべてから、肩をすくめた。