♡゚・*:.。 Aqua Rose Princess 。.:*・゚♡



「‥‥‥‥っふ、」


「レティア、姫様本当に泣いちゃいましたよ?」


「今だけは気を緩まさせてあげましょうよ」


レティアはそう言って、私に一言断りを入れてからギュッと抱きしめてきた。


お母様に抱きしめてもらっているみたいで、とても心地よく感じた。



「姫様‥‥。明日からは、魔法学と経済学などを勉強していきましょう。
真面目にやってくださいね?」


落ち着いてきた頃、レティアがにっこり笑顔で私にそう告げた。


「‥‥っえ、」


「姫様がやる気になられたので、わたし達も精一杯、頑張りますね!」


サティアはレティアと同じ顔で楽しそうに笑う。


あぁ、なんか嫌な予感がしてきましたわ。


やる気にならなければよかったのでしょうか。

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