♡゚・*:.。 Aqua Rose Princess 。.:*・゚♡



少し肌寒い感じがするわ‥‥などと思いつつ奥へ奥へと歩いていく。


サク‥‥っサク‥‥っ


地を踏み鳴らして歩いていく。



「"_______________."」


一度立ち止まり、呪文を、唱えた。


雑草だらけの地面が、キレイなお花畑へと変わる。


「ふふ‥‥っ」


思わず笑みを浮かべて、森の中をクルクルと走り回る。


私が通った道は、全てがお花畑へと変わっていく。


ふんわりと甘い香りが森の中を包んだ。


思いっきり息を吸い込む。


とってもいい香りがして、私は笑った。



‥‥その時、サクッサクッと私のではない足音がした。


それに加えて、馬の足音もする。


「‥‥‥‥っ」


馬ってことは、まさかどこかの国の‥‥?!


もし、そうだとしたら、私は今かなり危険な状況。


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