♡゚・*:.。 Aqua Rose Princess 。.:*・゚♡
「‥‥は?家も家族も消えた、だと?それはどういう事だ」
男二人の後ろで黙って見ていたもう一人の偉そうな男がこちらへと近付いてきた。
「どういう事、ですって?そんなこと言われましても。そのままの意味でしょう」
「俺はアクアローズの城しか襲撃してない。
と言うか、そんなお前みたいな平民の家にまで手を出せとは命令していなかったはずだが」
‥‥‥‥この人、ただの偉い男ではない?
もし、どこかの国‥‥
_______フィル国の王だったとしたら‥‥。
「‥‥‥‥っ」
「お前のクリアブルーの髪‥‥普通のと少し違うように見える気がするな」
男が手を伸ばしてきた。
「‥‥っ触らないで下さい」
私は後ろへと飛び退いた。
その時、彼の服にある国の紋章が見えた。
それは、二人の男のとは違っていた。