♡゚・*:.。 Aqua Rose Princess 。.:*・゚♡
「入口はどこにあるのでしょうか」
城へと続く入口は、毎日変わっている。
でも、王族には見つけられないはずが無いでしょう。
なのに、第一王女の私がその入口を見つけられない。
「‥‥今日は諦めるしかないでしょうね。早く帰らないと双子に怒られてしまうわ」
私はスタスタと歩いてさっきのお花畑を通る。
なるべく踏んでしまわないように‥‥。
「‥‥っあ、」
気付けば、私はお花畑の小さな花を踏んでいた。
綺麗な花に申し訳ない気が‥‥。
歩いて帰るのをやめましょう。
「"___________________."」
私が呪文を唱えると、
一瞬でその場から私の姿は消え去った‥‥‥‥。