未来の1/fragment
星野は唇を噛み締めながら、目の前にいる2人の友人に話をする。
「とっても目障りなんだよね」
「同じクラスだから、まぁしょうがないところはあるけど」
「だからって、堀澤くんもどうして坂尻さんに構うのかな?」
「可愛くて綺麗だからに決まってるでしょ⁉︎」
「もしかして堀澤くんが坂尻さんの事を…⁉︎」
「あーもームカつくー」
「坂尻さんにはそろそろ、私達の存在に気付いてもらわないとね…」
星野はニヤリと不敵な笑みを浮かべながら、トイレを後にする女子3人だった。
だが、彼女達は気付いていなかった。
一番奥のトイレに入ったまま偶然にも、話を聞いてしまった人がいた事を…