未来の1/fragment
「そうだな。じゃあ…誕生日を祝って欲しい」
「えっ⁇それでいいの?」
「うん」
「じゃあ、決まりね‼︎」
丸林は後ろを振り向き、ガッツポーズをして、堀澤の方に視線を向けニヤリと笑う。
丸林と目が合った堀澤はボソッと「小学生かよ」と呟いた。
「そうと決まれば、今日から特訓だね」
「あ?」
「だって今の実力だと、到底私に勝てっこないわよ?歯もたたない、あと100年はかかるかもね?」
「100年とか、この世にはいねーよ」
「丸林って、本当に冗談が通じないわね」
「2人を見ていると、やれやれって感じ」
「喧嘩するほど仲がいいって言うじゃん?」
「そうだね」
「やめて、本当にそういうの‼︎」