未来の1/fragment






「本当に反省してますか?早くこの時間が終わらないかなとか、お金払ってるんだからもういいだろって思ってませんか⁇ その態度が被害者に対して、精一杯の誠意の示し方ですか?」



男子生徒はドツボを突かれ、両方の担任は唖然となり「えっ…」とびっくりしたように呟いた。


隣に座って聞いていた西岡先生は、夏海に話しかけた。



「一応謝ってくれてるし、怪我も無かったわけだから、もういいんじゃないか⁇そこまで言わなくても…」


「先生は黙ってて‼︎」


「はい」



夏海はこの一言で西岡先生を黙らせた。




「私はこのお金を受け取る気は一切ないです。二度とこのような事故が起こらないように、気を付けてくれればそれでいいです」







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