未来の1/fragment
クラッカーの音に驚いたさやかは終始、「何何⁇」と戸惑っていた。
「さやか、お誕生日おめでとう‼︎」
クラスメイトが一斉に拍手を送り、お祝いムードになった。
「ありがとう‼︎」
さやかの下に友人達が集まり、プレゼントを渡し始めた。
「こんなにいっぱい貰っていいの?」
「もちろん♫」
さやかは貰ったプレゼントを1つずつ包装を解いていくと、プレゼントの中に以前より欲しかったと言っていた、某ブランドのリップグロスがあった。
「私が欲しいって言ってたやつだ!これは誰からの?」
「それは私だよ‼︎」
手を挙げたのはクラスメイトの舞香だった。
「よく知ってたね‼︎ありがとう‼︎」
さやかはグロスの他にも、ハンカチやボディクリームなど女子力高めなプレゼントを貰っていた。