未来の1/fragment
真弥は首を振る。
「そんなの信じられない…別れるなんて。そもそも夏海に言われる筋合いないわよ‼︎」
「真弥は飯田くんの気持ち、考えた事ある?今は周りが見えていないかも知れない。
いつかは真弥も飯田くんの気持ちに気づく時が来る。でもそれは、真弥が正しい選択を選んでたらの話だけど…」
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時は同じくして、昇降口手前の花壇の後ろにあるベンチに座り、背もたれに体重をかけて寝ている男子学生の姿があった。
ブレザーはボタンを閉めず、シャツもズボンもダラっと着こなしている学生は丸林だった。