Promise with you
なんか変に照れて恥ずかしかった。


ちょっと疲れて寝ようとすると、


「紺野さん」


聞き覚えのある鋭い声がした。


「冬華……?」


「ごめんなさいねこないだは……連れが酷いことして」


左右に首を振ると、冬華は私の酸素マスクを外した。


「喋りにくいんでしょ?だから外してあげる。」


少し怖かったけど笑顔で首を縦に振る。


「あのさ、自分可哀想とか思ってる?」


「え?」


「思ってんだーあははウケるね」


ど、どーゆーこと??


「なぁに私がアンタを庇うとでも?んなわけないじゃん。率直に言うと陽向くんと別れろ。すぐに。」


「……。」


「あんたのせいで陽向くんに悩み事増やさせて、部活も上手くいってない、授業中怒られる……それにさ、あんたより私の方が似合うの。あんたみたいなブスより、私の方が可愛い。素晴らしいじゃない。死にかけたんだってね?こないだ。そのまま死ねばよかったのに!!!」


そういって、私の点滴をいじくって酸素マスク投げて


「お願いね、早く死ぬか陽向と別れて」


そう言って、帰っていった。


「ちはやちゃん大丈夫かい?」


隣のベットの人に言われた。


「すみません…大丈夫で……す」
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