Promise with you
そして、酸素マスクを付けようと手を伸ばしたとき……体に劇痛が走った……


「イッ……ッハァッ……」


「ちはやちゃん!?」


隣の人がナースコールを押してくれた。


駄目だ……息が出来ない……


痛い……苦しい……


「ちはや!?お前冬華に何かされたかって……ちはや!!!しっかりしろよ!!」


「彼氏君ちょっといいか……ちはやちゃん……聞こえてる?」


頷くと、酸素マスクをつけて、


「点滴打つ量3倍になってる……」


マスクを付けてもらったけど、息が出来ないのは治らない……


「ちはや!!!しっかりしろ!!頑張って。。。!!!」


「陽向……わたし……の…こと………わすれ……て……。別れ……て。」


言えた。


もういい……


そのまま意識を手放した。
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