Promise with you
そして、私は手術を決断した。


手術の日はすぐに決められた。


それまで軽く運動して体力をつけた。


でも少しの運動で発作が起こる……


これももう少しの我慢……と思うと頑張ろうとさえ思った。


「いよいよ明日だね……」


「うん……ちょっとおなかすいた……」


「仕方ない……手術前だからね……」


「明日に備えて早く寝た方がいいんじゃね?俺今日帰るな……」


「ありがとう……」


「朝イチでくるから待ってろよ!」


明日は普通の平日だから、学校だってある。


なのに来てくれるなんて……


「ならおやすみな」


ガチャッの音と同時に虚しさを感じた。


なんで私ここにいるの……なんで……


私こんな弱くないのに……


普通の生活できてない


なんで……

なんで……


二ヶ月前まではこんなじょうきょうじゃなかったのに……


「ケホッケホッ……」


あぁ、もうすぐ起こるんだろな……発作……


もう分かる……


「……ッ」


ほらやっぱり……


私はもう生きる資格ないのね……


隣の機械が音を鳴らし出す……


こうやって助けてもらってるばかり……


てか今回の長い……


苦しいッ……もう無理っ……!!!


「ちはや頑張って」


愛しの……声が……!!
< 116 / 123 >

この作品をシェア

pagetop