Promise with you
「ッハァッハァッ……私っ……無理……ッハァッハァッゲホッゲホ」


「ちはやちゃん?ゆーっく。深呼吸しようか」


頭の中が混乱して何を考えてるのかわからなくなってくる……


「吸って……吐いて……」


「ハァッハァッ……ッハァッハァッ……ゲホッ」


息の仕方も忘れて……何も考えられない


「ひな……手…ッハァッハァッ…にぎっ……ッハァッハァッ」


陽向は温かい手でがっちり握ってくれた。


「頑張れよ……ゆっくり深呼吸しなよ……明日は詩音も来るし安心しろよ。」


酸素マスクを付けられ、だんだん落ち着いてきて、頷く事は出来た……


「ありが……と」


だんだん意識は遠のいていく……


「しっかり休んでな……じゃあな、また明日来るぞ」


力強い声が聞こえて、安心して寝れた。
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